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月刊商人舎 2021年08月

 結城義晴の述懐 


トレード・オンの店づくり

2021年08月10日

「7月ラッシュ」の4店舗を一言評価しよう。 マックスバリュ関東㈱の東習志野店は「買物体験型店舗」の第2号店だ。既存店改装だが、そのオープンの日に訪れて、ちょっと驚いた。アメリカの最新トレンドを的確につかんでいたからだ。新フォーマット1号店のおゆみ野店から、さらに改革を進めて、手ごたえをつかみつつ、ショッピング・エクスペリエンスに挑んだ。 この店に対する結城義晴の注文は2点。 第1は「体験価値マーケティング」の創始者バーンド・シュミットの言うが如く、体験価値は顧客の「購買後、体験後」が一番大事だということ。体験しているときは「真実の瞬間」で重要だが、小売業はそのあとが最重要だ。 第2は「買物体験型」とはいうものの、ベースにはショートタイムショッピングや価格コンシャスがなければならない。 その意味で「…




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