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月刊商人舎 2021年05月

 結城義晴の述懐 


「大和鶴間の陣」変容の意義

2021年05月10日

私にとって神奈川県の「やまとオークシティ」は特別の題材である。2001年の開設当時、私は㈱商業界の取締役編集担当兼『販売革新』編集長だった。そして同誌の2002年新年1月号で3部構成96ページの大特集を組んだ。 「本誌総戦力投入特集 イトーヨーカ堂vsイオン」である。  寡占が進み、複占に走る  巻頭のメッセージは、販売革新では「Editor's Voice」とネーミングされていた。 私が書いたタイトルは「寡占は進み、複占に走る」 1 最後にお客は、二つのものから一つを選ぶ。 だからこそ、その二つのものに価値が実在する。 マーケットは、二つのものをつくり、運び、 お客の前に提示する、 二つの異なる機能を選択する。 2 かくして、さまざまなジャンルごとに 二強時代、あるいは二良時代がやってくる。 きわだった対極をなす二者が…




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