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月刊商人舎 2021年04月

 [特集]結城義晴「定義集」基礎編 


定義集を認めるにあたって一言

2021年04月12日

小売業は古い古い業(なりわい)だが、小売業の中のチェーンストアは新興産業である。古い業には古いことばがあり、新しい産業には新しい言葉が必要となる。 新しい言葉は、新しい概念と言ってもいいし、新しいロゴス(ロジック)と表現してもいい。そして新しい産業には独特の専門の言葉が生まれる。 そこで商業、流通業、小売業が脱皮する節目には、新しい用語集、単語集、用語事典などが繰り返しつくられてきた。 私自身、㈱商業界のころには、何度もそれらに関わってきたが、今、最新の「定義集」に挑戦しよう。   小売商業の世界で最初の用語集はおそらく、1966年(昭和41年)に商業界が編纂した『商業経営基礎用語集』である。故倉本長治主幹が先頭に立って、商業経営に必須の基礎用語を説明し、解説したものだ。この書は残念なが…




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