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月刊商人舎 2021年02月

 対談特集その2 


現下のコロナ・パンデミック対策に物申す〈前編〉

国民生活産業・消費者団体連合会会長/㈱ゼンショーホールディングス会長兼社長 小川賢太郎

2021年02月10日

結城 昨2020年5月号の月刊商人舎で「コロナは時間を早める」という特集を組みました。 小川 「時間を早める」とは、変化が激しくなるということでしょうか。 結城 そうです。コロナによって時間軸が早められて、隠れて進行していた現象が露わになるということです。また今年の1月号では「キャズム」について特集しました。COVID-19パンデミックによって、社会的な断絶の時期が生まれます。昨2020年であり、今2021年であり、あるいはワクチン接種の状況によってはもう少し長びくかもしれませんが、その断絶の期間を「溝」、英語にして「Chasm(キャズム)」と名づけました。この期間を「どう凌ぐか」を1年のテーマとして提案しました。もともとはアメリカの経営コンサルタントであるジェフリー・ムーアが、マーケティング理論のなかで「キャズム」…




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