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月刊商人舎 2020年10月

 Message of October 


大きな街の私だけの店

2020年10月12日

  小さな島に、 たった一店。 その店がとてもよく考えて、 お客さまをよく知って、 いつもその要望に応えてくれたら、 それはとても幸せな島だ。 しかしその店がちょっと迷って、 お客さまの期待に背を向けて、 儲けしか見えなくなったら、 すぐに不幸な島となる。   小さな島の、   たった一店は、   とても、   責任が重い。 しかし大きな街の、 たくさんの店はどうしたらいいか。 どうすれば幸せなお客さまをつくれるか。 幸せな街になれるか。 大きな街のすべてのお客さまの心を、 小さな島のたった一店のように、 ぜんぶとらえようとしたら、それはできるのか。 いや、それはできない。 だから大きな街の、 お客さまをよく知る店は、 それぞれに私のお客さまを見つけて、 その私のお客さまを喜ばせる。 …




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