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月刊商人舎 2020年04月

 巨匠の提言 


真似る技術と模倣できない企業

真似る・学ぶ・創る作戦の優秀性と真似られた時の対応策[後編]

2020年04月10日

真似られたときの対応策 今から述べることは、対応策をとったという事実のまとめではない。多くの店を見るなかで、おそらく〈真似る段階→学ぶ段階→創る段階〉へ進んでいるだろうという気づきから対応策をまとめた。 1)個店発想の仕組み化 前述したように多くの店・企業で「個店発想」が言われている。ヨークベニマルの鮮魚売場の刺身コーナーにワンコイン(約500円)のお造りがある。ヨークベニマルは最初にこの商品に取り組んだ企業の一つだと思うが、全国的に今や定番になっている。しかし他企業と違うのは、組み合わせの種類が多いことだ。まぐろが赤身の場合、トロの場合、貝類が入る場合、入らない場合など。通常は本部から組み合わせの指示がきて、店が盛り付ける。ヨークベニマルは競合店にワンコインのお造りを真似られたから、対応策とし…




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