戻る 印刷
月刊商人舎 2020年02月

大胆な戦略的マージンミックスの提案

2020年02月10日

サミットリテイリングセンター代表取締役   新谷 千里 まず「安さとは何か?」を考えることから始める必要があります。 お客が「安い」と判断する場合、絶対的な安さと相対的な安さがあります。絶対的な安さは、競合店の売価に対して、自店の売価が比べられるときの価格です。一方、相対的な安さとは、「この商品価値なら納得の価格」と言うように、お客がその商品の品質と売価に対して値ごろを感じるような価格を指します。絶対的な安さには顧客の認識において個人差はありませんが、相対的な安さには顧客個人の価値観が反映され、個人によって「安さ」の意味は変わります。「ポジショニング戦略」はこの顧客の価値観の差異を狙ったものです。 さらに注意が必要なのは、売る側の「安さ(値ごろ感)」と、お客の考える「安さ」には、ギャップ…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください