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月刊商人舎 2020年01月

 特集 


極端気象

2020年代最大の「リスクマネジメント」

2020年01月10日

「CO2中毒症になった人間は、その幻想と中毒症を止めるようになるとは思えない」。㈱IIJ会長の鈴木幸一さんはつぶやく。「しかも、個人の中毒症を支えるように、あらゆる国家の戦略は『経済成長』という御旗を掲げ続けているのだ」。一方、木本昌秀東京大学教授は「頻発する極端気象」に警告を発する。「ゼロエミッション」しかない、と。他人任せではいけない。先送りも許されない。いま、すぐ、自ら、動き出すべきだ。そして「リスクマネジメント」の体制を用意するべきだ。それが2020年代最大の経営課題である。もちろんその前提として、経営の生産性は最高レベルまで高めねばならない。しかし高効率経営だけではいけない。大きな企業も小さな企業も、中央の企業も地方の企業も、例外はない。社長も店長もパートタイマーも、意志を共有すべきである。…




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