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月刊商人舎 2019年12月

 徹底議論 


流通の未来と現代化

㈱スペシャリティ研究所所長 石原靖曠 × ㈱商人舎社長 結城義晴

2019年12月10日

消費税が増税され、軽減税率が導入された。キャッシュレス化は進み、ポイント還元とディスカウント競争は激化する。ITは進化し、AIの活用も急ピッチで進む。流通産業に大変革が求められる。「波の下にある潮流」を見定めねばならぬ時。業界最長老の現役指導者・石原靖曠氏と結城義晴が徹底議論した。その長編対談をお届けしよう。  第1部   「流通近代化は終わった!」  結城 最近、石原先生は「小売業の近代化」について総括されていますね。 石原 アメリカから入ってきた小売業の近代化は、それまでの日本の商業を根底から覆しました。それまでの日本は非常に精神主義的でしたし、体験主義的、営業主義的でした。いわば小売業の経営は個々人の精神論に基づいた理屈でした。それがアメリカから「スーパーマーケット」という業態が輸入…




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