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月刊商人舎 2019年06月

 [決算総覧Ⅰ] 


コングロマリットチェーン

イオンとセブン&アイの複占!シンプルな複合企業をつくる「処方箋」

2019年06月10日

ピーター・ドラッカーが『マネジメント』に書いている。 「大企業の組織運営の課題は、『規模の大きさ』ではなく『複雑さ』によるものである。その複雑さが事業の重荷になり、生産性を著しく低下させる」 総合スーパーや食品スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、場合によっては百貨店、さらにさまざまな専門店チェーン、そして銀行。多数の業態を複合的に展開する総合チェーンストアを、本誌は「コングロマリットチェーン」と名づけた。コングロマリットは「複合企業」の意味である。国際的に見れば、アメリカのウォルマート、フランスのカルフール、イギリスのテスコ、ドイツのシュワルツグループやメトロなど、各国のトップ企業群はまさにコングロマリットチェーンである。そしてわが日本ではイオン㈱と㈱セブン&アイ・…




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