印刷プレビュー
月刊商人舎 2018年12月

 當仲寛哲のリテイル情報システム論(65) 


「自動発注方式」をズバリ診断する!

2018年12月10日

最近の小売業界における人手不足が深刻なのは言うまでもありません。そこでコンピュータを駆使して、人の作業を代行できるものは代行させようという動きが盛んです。 RPAと呼ばれるソフトウエアは、人間がある決まった手続きでコンピュータ操作するのを、そのまま代行するソフトです。たとえば、売上げデータをエクセルシートに貼り付けて、週間レポートを作成するなどの操作は、毎週決まったやり方で繰り返し行うことですから、RPAソフトにその手続きを登録すれば、それを決まった時間に人間と同じ操作を自動で代行させることができます。伝票入力や定型レポートの作成などの業務はRPAソフトに向いています。しかし、発注などの「考えて、決める」ような操作には向いていません。  自動発注の難しさ⑴データの精度  自動発注には2つの難しさが…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください