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月刊商人舎 2018年12月

 (株)リテイルサイエンス社長 


大久保恒夫の「自動発注改革論」

より良い売場づくりにつながらねばならない!!

2018年12月10日

  人手が足りない時代に、発注を自動化させるのは正しい考え方です。需要を正しく予測した自動発注による、欠品のない売場づくりが求められています。 しかしながら、安易に自動発注システムを導入すると、品切れや欠品が逆に増えていくことがあります。これが大問題となります。どこに原因があるのでしょうか。 スーパーマーケットやチェーンストアの中には、AIを使った自動発注の実験をしている企業がいくつもありますが、その結果を見ると、役に立っていないケースが実は多いのです。 AIを使って単品の需要を予測し、自動発注するためには、相当な量のビッグデータが必要となります。そのため、コストが年間で数千万円にも上るという報告もあります。100円か200円の商品を売るために、それが欠品しないようにするために、それだけのコスト…




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