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月刊商人舎 2018年05月

コンビニのレジ業務効率化「三者三様」

人手不足解消や電子タグ実用化の期待を乗せて加速する

2018年05月10日

月刊コンビニ編集委員 梅澤聡 日本の経済界全体で、生産性の向上が叫ばれている。コンビニエンスストアでも、売上げを上げるか、コストを下げるかが問題になっている。ただ、その前段階として、コンビニ店舗では人手不足が解消されていない。24時間で店を回し続けるには人の確保が大前提だ。潤沢に人を揃えて初めて、経営が安定する。しかし、現状は、シフトが抜けた穴をオーナー自らが埋めたり、それも無理なら派遣会社に応援を依頼したり、苦境にあえぐ店が多いのだ。では、どこで人時を減らしていくのか。目下の“標的”はレジ業務である。セルフレジ、自動釣銭機付きPOSレジ(釣銭機付きPOS)、スマホペイ、レジロボ――。コンビニのフランチャイズ加盟店の期待の多くは新しい設備やツールの導入による人時の削減である。一方のチェーン本部は、レジ業務…




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