第一人者が指導する生鮮・惣菜抜本改革策

㈱日本フードサービス代表取締役　林廣美 私は20年も前から、これからのスーパーマーケットは「惣菜的発想による店づくり」が必要だと提唱してきた。ようやく惣菜部門が生鮮4品として認められ始めたころである。それから惣菜は大きく伸びたが、「惣菜的発想による店づくり」はコンビニが先行し、この業態が隆盛して、今に至っている。一方、スーパーマーケットは、そのコンビニをはじめ、ドラッグストアやホームセンターなどから攻撃され続けている。いずれもプライベートブランドをはじめとする加工食品の安売りや生鮮食品の販売に力を入れていて、スーパーマーケットは対抗策を立てる必要に迫られている。その対策は、新しい発想による「新しい構想」である。   序論　メーカー品では競合対策にならない「惣菜的発想による店づくり」の柱と…