戻る 印刷
月刊商人舎 2018年04月

生鮮部門Crisisと危機脱出の海図

Perishables Innovationを起こせ!!

2018年04月10日

㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 スーパーマーケットは生鮮食品が生命線を握る業態だ。これに異論をはさむ者はいない。総合スーパーも本来、食品フロアはスーパーマーケット業態そのもので、食品の販売構成比が過半を超え、食品頼みになってくると、「生命線は生鮮にあり」となる。だから「生鮮強化」は長らく、スーパーマーケットや総合スーパーの合言葉になってきた。しかし2018年の今、2020年までのディケード(10年間)の仕上げの段階で、「生鮮3部門クライシス」が起こっている。急に発生した問題ではない。10年、20年、30年と積み上げられ、はびこってきたクライシスである。その危機は4つの局面において顕著である。第1は、消費者の側に生鮮食品離れが起こっていることだ。まず素材を調理するのが面倒だ。素材よりも惣菜が便利で、自分で料理す…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください