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月刊商人舎 2017年10月

2017「年末販売計画」の「早出し・際の勝負」

購買トレンド変化分析と「おせち販売」の新趣向

2017年10月10日

㈱紀文食品 商品企画部  堀内慎也 Ⅰ 2016年末販売動向と2017年末消費者動向予測 はじめに昨年の正月商品を振り返っておこう。 図1 図①は正月商品として主力となる蒲鉾・伊達巻・なると巻の既存店の全国販売動向だ。代表的な商品だけに、全体動向を示唆してくれる。このデータでは、なると巻だけが金額ベースで前年をクリアしている。蒲鉾・伊達巻は数量・金額ともに微減だった。客数も12月19日から31日までで前年割れ、そのうち25日から31日が、わずかに健闘している。エリア別に見ると首都圏・関西圏の大都市圏の販売数は全国平均より高いが、今年2017年は何か大きな仕掛けをしなければならないことがわかる。 図2 図②は12月31日の正月蒲鉾の販売数と食品全体(JANコードがある商品のみ)の売上高の前年比を示したものだ。正月蒲鉾の31日の販…




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