戻る 印刷
月刊商人舎 2017年09月

 US Retail Industry業態別[鳥の目・魚の目]分析[9] 


Office Supply Store

StaplesとOffice Depotの合併破談の先

2017年09月11日

オフィスサプライストア業態は、業種でいえば文具店だ。それをオフィス関連生活用品店として業態化し、チェーンオペレーションに載せて、多店舗化を図った。一番手のStaplesも二番手のOffice Depotも1986年の創業で、新しい業態だが、2005年くらいまで一気にチェーン網を広げて成長する。しかし現在は、ウォルマートやターゲット、コストコ、そしてアマゾンなどのeコマース、さらに追い打ちをかけるようにバラエティストア(ダラーストア)の影響を受けて、ひどく低迷している。業界第3位だったOffice Maxは2位のOffice Depot(オフィスデポ)に吸収されて、1位のStaples(ステープルズ)とオフィスデポだけになった。しかし業績の低迷は続き、両社は昨年から合併の算段を進めていた。しかしこの経営統合を連邦取引委員会が認めなかった。その結果、ステ…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください