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月刊商人舎 2017年09月

 US Retail Industry業態別[鳥の目・魚の目]分析[4] 


Supermarket

「FLONH/Grocerant」トレンドと不断のイノベーション

2017年09月11日

食品の売業態の中核を担うスーパーマーケットはローカル性が強い。太陽と水と土と自然と人の手によって生み出される消費財を戦略商品にしているからだ。したがって工場で機械によって製造される消費財を戦略商品にするドラッグストアやホームセンター、家電チェーン、アパレルチェーンといった業態に比べて、寡占化が起こりにくいし、三占化も複占化も生まれにくい。とはいえ、アメリカのスーパーマーケットはグロサリーストアから発展した業態であるから、工業製品としてのグロサリー領域の比重も高く、この分野を中心に必然的に資本の集中化が起こり、小売産業の例にもれず、M&Aも頻発する。アメリカの食品産業は、何十年にもわたって、生鮮食品のグロサリー化・冷凍食品化が最大の潮流となっている。それが発展のベクトルなのである。だからこそ…




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