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月刊商人舎 2017年09月

 特集のまえがき 


「業態」の誕生&変容の歴史教科書

2017年09月11日

㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 「業種」と「業態」、そして「フォーマット」。アメリカで小売業やサービス業を学ぶときも、日本でそれを展開し、改革するときも、これらの概念抜きには、一歩も前に進まない。業種が「テーゼ」、業態が「アンチテーゼ」、そしてフォーマットは「ジンテーゼ」。「ヘーゲルの弁証法」と呼ばれる概念の発展三段階説。「正反合」、あるいは「定立・反定立・総合」。この三段階に「業種」「業態」「フォーマット」が当てはまる。そして歴史的に見ると、アンチテーゼとしての「業態」の登場とその発展、そしてその成熟が、あらゆる国や地域において、小売産業を基幹産業にする原動力であったことがわかる。「フォーマット」を理解し、それによって現状を切り拓くためにも、「業態」のエッセンスを理解することは不可欠であ…




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