印刷プレビュー
月刊商人舎 2017年08月

 タクト企画代表取締役 


鉄人 高野保男の「試食の基準」と費用対効果

2017年08月10日

食品小売業、とくにスーパーマーケットが「試食販売」するときに、その種類は主体者によって二つに分けることができる。第1がメーカーやベンダーが主体となって小売店頭で展開する「マネキン販売」であり、第2が小売企業や小売店舗が独自に行う「試食販売」である。どちらにしても試食販売を実施する際には、お客の安全・安心を担保する衛生管理、お客を不快にさせず、働く仲間の共感が得られるしっかりした作業管理が重要な前提となる。これらは本来、マニュアルとして整備されていてしかるべきだが、実はルール化していない企業が多い。二つの試食販売のオペレーションの勘所を整理しよう。 第1部   マネキン販売の作業基準第1の「マネキン販売」は、メーカーやベンダーから派遣されてきた人材が、小売店頭で行う試食販売である。メーカーやベンダ…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください