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月刊商人舎 2017年05月

 東京都目黒区 


イオンスタイル碑文谷

「二律背反」の現代化メソッドを駆使した歴史的改造の全貌

2017年05月10日

 日本チェーンストア産業の歴史の中で、「総合スーパーを代表する店舗」といえば、間違いなく碑文谷ダイエーの名が浮かんでくる。1975年(昭和50年)4月1日に「碑文谷ショッパーズプラザ」として誕生したこの店は、地下に駐車場、売場は1階から7階までの7フロア。1階には生鮮食品などの主力食料品、 2階にはグロサリーとビューティケア・ヘルスケア、3階・4階には衣料品、5階・6階・7階には住居関連用品が揃えられ、さらに7階にはフードコートが設置された。横長の変形構造ながら、当時のダイエーの総力を挙げてつくられた旗艦店舗で、いわばダイエーの黄金期に生まれた、ダイエーを象徴するコンセプトストアだった。「ダイエー碑文谷店」が正式名称だが、地元の住民やマスコミは「碑文谷ダイエー」と称した。東京都目黒区の碑文谷に根づいた店として、…




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