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月刊商人舎 2017年05月

 Message of May 


「カ・カタ・カタチ」の福音を聴け。

2017年05月10日

「カ・カタ・カタチ」論。建築家・菊竹清訓の持論。IE*の巨人・城功の考え方。「カ」は最も根源的なもの。経営理念や社会的使命、わが社のビジョンやコンセプト。「カタ」は「カ」を実現する手段・方法。たとえばわが社らしい技術、仕組み、特有の組織とヒューマンリソース。そして「カタチ」はできあがった成果物。たとえば完成された商品、売場、たとえば旗艦店舗、フォーマット。しかしカタチの真似ばかりが横行する。優良店を訪れても写真ばかり撮りたがる。カタチの真似しかできないからだ。本来、カタがなければカタチはできないし、カがなければ、カタもカタチもない。そしてカは独自のものでなければならない。カタは「学ぶ」ことができる。それを学ぶ時には「真似る」から始まる。カタを学ぶには時間がかかるし、根気もいる。しかしそれを十分に学び取ったうえ…




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