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月刊商人舎 2017年04月

 REA代表取締役社長 鈴木哲男の決定版 


最新ロス・エンジニアリング論

商品ロスは戦略的に“元から絶たなければダメ!”

2017年04月10日

 第2部   編事実・分析編商品ロス発生の構造的メカニズム?商品ロス発生問題において、有店舗小売業は宿命を背負っている。それは彼らが基本的に「見込み発注」をしているためである。最近では、自動発注システムの精度が上がり、作業コストの削減だけではなく、チャンスロスの削減にも効果を発揮している例もあることにはあるが。一方、無店舗小売業は「受注発注」である。アマゾンを始めEC企業や生協の宅配が、その代表的な事例である。受注発注は注文を受けてから用意するから無駄が発生しにくいシステムである。ただし、センターで在庫を多く抱えねばならないという問題はある。有店舗小売業でも、入学・卒業祝いや母の日には水産・畜産・惣菜などで、事前に予約を取っているから、一部、受注発注をしているともいえる。しかしこの宿命は、仮にAI…




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