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月刊商人舎 2017年01月

 Message of January 


店は客のためにあり、店員とともに栄える。

2017年01月10日

ポピュリズムの台頭に、世界が右往左往した2016年。イギリスのEU離脱、トランプ米国大統領誕生。相変わらずのテロリズム横行、不気味な極右勢力の浮上、大量難民の行き場のない移動。そして地球温暖化の異常現象。それに対して日本社会は浮かれ気味だ。日銀異次元金融緩和だけのアベノミクス、「おもてなし」による東京オリンピック景気、そして「爆買い」のインバウンド消費バブル。消費増税と軽減税率は延期された。円安・株高は景気を好転させるかに映る。1年を表現した漢字は「金」流行語大賞は「神ってる」しかし現実を見て、現場を歩くと、多くの中小企業や大半の消費者にとって、好況の恩恵に、実感はない。生活が豊かになったとはいいがたい。小売りサービス業経営は、深刻な人手不足に苛まれ、働き方改革と人材マネジメントが、存続はもとより生存の条…




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