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月刊商人舎 2016年11月

 Special Research 


「働き方改革」4つのフレームワーク

2016年11月10日

      第2フレーム  ワーク・ライフ・バランス「ワーク・ライフ・バランス」という言葉は、日本でもすっかり市民権を得ているが、あえて日本語にすれば、「仕事と私生活の調和」ということである。ワーク・ライフ・バランスは、ともすると、仕事と私生活との時間の配分割合という論点で議論されることが多いが、本来は、個人が仕事上の責任を果たしつつ、それ以外の生活(家庭生活や地域生活など)も充実させるという概念である。仕事と私生活の調和を図るためには、長時間労働、過重労働によって個人や家庭にそのしわ寄せが蓄積することを防ぐだけでは十分でない。海外では、優秀な人材の確保と定着、生産性、業績、社員のモラールの向上など、さまざまな企業メリットがあることが明らかになり、企業戦略の一つともなっている。米国では、FORTUN…




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