戻る 印刷
月刊商人舎 2016年08月

ウェザー・マーケティング進化論

「商品前線理論」を活用するために――結城義晴

2016年08月10日

食事を終えると、天気予報を確認したり、店のデータを見たりする。天気予報は、コンビニにとってとても大切な情報源だ。昨日の気温との差も重要だ、今日は最高気温21度、最低気温14度。曇りのち、夕方からは雨の予定だ。気温よりも寒く感じられるだろう。 第155回芥川賞作品『コンビニ人間』、村田沙耶香著。コンビニで働く36歳の未婚女性、古倉恵子が主人公。「天気予報」と「店のデータ」が恵子の生活の真ん中にでんと座っている。 暑い日はサンドイッチが売れ、寒い日はおにぎりや中華まん、パンがよく売れる。カウンターフーズも気温によって売れるものが違う。 まさに、「ウェザー・マーチャンダイジング(MD)」。 私は声を張り上げ、元気よく返事をする。 「とにかく、体感温度っていうのが大事だからね、お店では! 前日との気温…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください