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月刊商人舎 2016年05月

 商学者矢作敏行 書き下ろし論文【第1章】 


「質が量をつくり出す」PBイノベーション

2016年05月10日

マークス&スペンサー、ダイエー、セブン-イレブン・ジャパンの歴史に学ぶ 2014年11月に発刊された法政大学教授(当時)矢作敏行編著『デュアル・ブランド戦略』(有斐閣刊)は、ナショナルブランドとプライベートブランド (PB)が併存するための戦略を、メーカーと小売りの両視点から多面的に取り上げた話題の一冊だ。2020年を見据え、イオン「トップバリュ」、セブ ン&アイ・ホールディングス「セブンプレミアム」をはじめ、日本の小売業のPB開発は転換期にある。デュアル・ブランド戦略時代を迎え、小売業の PB開発はどうあるべきなのか。矢作敏行氏が本誌読者に向けて、鋭く問題提起する。 はじめに.........なにはともあれ、プライベートブランド(PB)の世界的な普及動向を俯瞰しておこう。米ニールセン社の調査(T…




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