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月刊商人舎 2016年05月

 ニチリウグループ  


くらしモア――限界と潜在力

「コピーキャット」性と集中率向上で第三極になれるか?

2016年05月10日

  ニチリウグループ(日本流通産業)のPB「くらしモア」は、2016年2月期で722億円の売上高(開発価格-下代ベース)を計上した。前年比103.7%。この数値だけ見れば、ほぼ順調な推移である。 昨年の総合スーパーとスーパーマーケット業界は既存店売上高が久々に回復をみせ たが、特に食料品の売上げが好調だった。「くらしモア」も同様で、加工食品が104.7%、生鮮品が106.0%であったのに対し、住関品が100.3% と微増、衣料品は99.1%と売上げが減少した。食品が全体の売上げを牽引する結果となった。 しかし、ニチリウ加盟19社の顔ぶれを見てほしい(表1)。 ざっと総年商を足し算すると3兆5000億円。日本全国のリージョナルチェーンがズラリと顔をそろえる。平和堂をはじめ、イズミ、ライフコーポレーショ ン、サンエー、エコス、ヤマザワなど…




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