印刷プレビュー
月刊商人舎 2016年05月

 特集 


PB(プライベートブランド)の責任

ポストモダンの小売業ブランド――その新戦略的意味を解明する

2016年05月10日

「プライベートブランド」が通り相場。小売業の自主企画ブランド。しかし「ストアブランド」のネーミングも使って、それらに特別な意味づけをしたり、しなかったり。アメリカでは「プライベートレーベル」という。つまり「ラベル」。名は体を表す。だからラベルのついた独自商品が、店を思わせる。会社を思い出させる。製造業の役割は製品をつくること。製造業のプロダクトは製品である。では小売業のプロダクトは何か。店であり、売場であり、フォーマットである。しかし2016年の今、特徴のある店、際立った売場、そしてポジショニングを有するフォーマットをつくるには、製造業の製品を並べるだけでは絶対に足りない。小売業ブランドこそ、顧客に店を思わせ、企業を思い出させる切り札となる。「アラリ・タカイ」の儲けのためだけにプライベートレーベル…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください