やまやとの共同出資輸入会社コルドンヴェールで一頭地を抜く

イオングループのワインを手掛けるのがイオンリカー㈱だ。イオンリテールが GMS改革で進めた「専門店化」事業としてスタートし、3年前の2013年3月1日に分社化された。現在、それは「ユニット化」と称されて、GMS改革の切り札的戦略となっているが、イオンリカーはその先陣を切る存在だ。 イオンリカーの事業は大きく分けて3つある。 第1はリカー専門店「イオンリカー」の運営で、現在、首都圏を中心として26店舗を展開する。 第2は「AEON de WINE（イオンでワイン）」のネット通販事業。 そして第3は、グループ企業へのリカーの商品供給とコンサルティング。とくにイオンリテールの場合、イオンスタイルへの転換を急いでいるが、その核売場として「イオンリカー」がショップ形式で出店するケースが増えてきた。 また2006年、イオン㈱は酒の「㈱や…