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月刊商人舎 2016年01月

マツヤスーパー「楽得マプリ」物語

ポイントなしの電子マネー導入が奏効した理由

2016年01月12日

マツヤスーパーは生鮮の鮮度と価格を強みにする。ポイントカードやクレジットカードを導入せず、商品力で支持を高める姿勢を貫いてきた。イオンのWAON、セブン&アイ・ホールディングスのnanaco。電子マネーとポイントカードの融合によって、顧客獲得競争が激化し、日本列島の商売模様が改造されていく。そんなイメージすら湧き上がってくる。では地方の小さなスーパーマーケット企業はこの問題をどう捉え、どう対応したらいいのだろうか。京都市山科区に本部を置くマツヤスーパーは、京都・滋賀で8店舗を展開するローカルチェーンだ。代表取締役社長の中山保彦さんはオール日本スーパーマーケット協会の監事を務める勉強家だ。アメリカ視察研修会では団長を務めたこともある。その中山さんが、昨2015年4月から6月にかけて、全8店舗に電子マネーの仕…




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