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月刊商人舎 2016年01月

 Journal 


電子マネーと共通ポイントの

融合現象を俯瞰する

2016年01月12日

   経営評論家  保科 篤                        電子的なデータをやり取りすることで決済を行うサービスである電子マネー。レジなどにある決済用端末にカードを通したり、かざしたりするだけで支払いが済む。小銭を持ち歩いたり、お釣りを受け取ったりする手間を省けるということで利用拡大が続く。小売業界ではWAON(ワオン)とnanaco(ナナコ)が双璧で、両社はグループ外での利用可能店舗を増やし続けている。一方、Tポイントなどの共通ポイントサービス各社が電子マネーに相次ぎ参入。両者の融合化が進み始めている。 ソニーのEdyが火をつけ、流通系と鉄道系が伸びた電子マネー コンビニエンスストアのローソンは昨2015年12月15日、全国約1万2200店の店舗で、イオンの電子マネー「WAON(ワオン)…




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