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月刊商人舎 2015年07月

「中食」の問題解決新方程式

惣菜ポジショニング戦略の要諦を説く

2015年07月10日

 ㈱商人舎 代表取締役社長   結城義晴 「惣菜は儲かりません。自分でやってはダメです。街の惣菜屋さんにテナントで入ってもらうのがいい」 今でも、鮮明に覚えている。 ㈱商業界から別冊『関西スーパー・スタディ』を発刊したのが1979年、その頃のこと。故北野祐次さんが関西スーパーマーケット社長の時代に、これは明言していたことだ。もちろんその後、関西スーパーは惣菜部門を創設して、他社に負けじとイノベーションを起こす。北野さんは手のひらを返すように戦略転換することも少なくなかった。自分のやっていることを確信しているから、言い切る。そしてまた試行錯誤して、考えを改めると、それを確信する。天才的な経営者に共通する特長のひとつでもある。 一方、「スーパーマーケットは将来、素材と惣菜が半分ずつに…




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