戻る 印刷
月刊商人舎 2014年12月

 特集 


陳列・演出のポスト・モダン技術

Post-Modern Presentation Technology

2014年12月10日

小売業の本質は、二つ。仕入れと販売。 顧客に代わって商品を買い、顧客に対してそれを売る。消費者代位機能。カリフォルニア大学デルバート・J・ダンカン教授によれば、マーチャントの社会的機能、すなわちマーチャンダイジングは「バイイング&セリング」に集約される。チェーンストアの分業では、本部・商品部がバイイングし、店舗運営部と各店舗がセリングする。 一方、セルフサービスの店舗現場もバイイングとセリングする。平たく言えば、「発注して陳列する」。それが小売業の基本原理だ。そしてこの時、陳列こそが「やりがいのある仕事」となる。「腕前を発揮できる能力」となる。並べる、積む、見せる、奨める。商品によるプレゼンテーションこそ、永遠に進化しなければならないリテール・テクノロジーの真髄である。陳列と演出の進化型…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください