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月刊商人舎 2014年11月

 関西圏小型店競争ケーススタディ 


その2◎阪急オアシス

「高質食品専門館」の模倣困難性

2014年11月10日

  都市部で競争優位な200坪型店舗によって出店加速化を図る   ㈱阪食は関西の都市部を中心にスーパーマーケット74店を多店舗展開しているが、いずれも高い売場効率を上げている。同社の分岐点となったのが、2009年7月オープンの「阪急オアシス千里中央店」。当時の千野和利社長(現会長)のもとで、この店を出店して、阪食は新タイプのフォーマットづくりを開始し、新しい成長の道を歩み始めた。 新型スーパーマーケットは“高質食品専門館”を標榜。首都圏では、クイーンズ伊勢丹(現在の㈱三越伊勢丹フードサービス)が故田村弘一社長によって切り拓き、成城石井が当時の大久保恒夫社長(現㈱セブン&アイ・フードシステムズ社長)によって発展的に展開した「高質スーパーマーケット」のコンセプトを、阪食は関西を中心とする文化圏で、新規…




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