大阪には競争力旺盛な小型スーパーが少なくない。しかもそれぞれの個性が際立っており、他社との同質化を排しているところが大きな注目点だ。 万代は旺盛な販売力、阪急オアシス（阪食）は専門性の高い高質スーパーマーケット戦略、サンディは徹底したボックスストア路線、そしてスーパー玉出は独自の「1円価格」を打ち出す激安商法。それぞれが試行錯誤の末に確固たる「型」を確立させている。万代と阪食の好調2企業に小型店戦略を学ぶ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ◎新店の淀川新高店と３年目の万代桃谷駅前店の事例研究  ㈱万代は従来から小型スーパーマーケットを多数運営している。現在も、全147店舗のうち約半数の70店舗…