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月刊商人舎 2014年11月

ターゲット・エクスプレスの違和感

1855㎡の店舗にT字型コンコースと3ゾーンの構成

2014年11月10日

  ターゲットのロゴは、アメリカ人の96%が認知している。   ターゲットは日本人好みの小売業だ。赤と白を基調にした清潔で美しい店舗。デイトン・ハドソンという百貨店を母体として発足したディスカウントストアで、したがってハイセンス・ハイクォリティでしかも低価格という商品力が特徴だ。ホスピタリティあふれる接客も、洗練されたコーポレート・カルチャーも、都会的なセンスも、大衆的で田舎臭いウォルマートの正反対。 もちろん2014年1月決算で売上高725億9600万ドル、1ドル100円換算で7兆2596億円、総店舗数1917店の大チェーンで、全米小売業第4位。ウォルマートと同じ業態を展開し、ウォルマートには決して追随しない点でも、その存在はウォルマートの対極をなすといってよい。 成績に関しては、昨年度はマイナス成長で…




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