戻る 印刷
月刊商人舎 2014年04月

エブリイの「脱スーパーマーケット」戦略

2014年04月10日

広島県福山市に本部を置く食品スーパーマーケット「エブリイ」が、快進撃を続けている。1989年創業と比較的新しい企業だが、前期(2013年6月期)まで13期連続で2桁の増収率を達成。営業利益も同じく6期連続で増益を果たした。今期もそのペースは衰えないどころか、営業利益は80%近い増益率で推移している。 ◆ディスカウント路線へ  現在の店舗数は26店舗で、売上高は今期470億円前後が見込まれる。1店舗平均の年商は約18億円と高い。しかし同社のモデル店舗は300坪型と、小型店だ。そして今後は350~400坪を標準化する。つまり売場効率は一般的なスーパーマーケットチェーンの2倍以上を弾いている計算になる。 ハイレベルな坪効率をはじき出すベースになっているのが、「粗利益率20%、販管費比率16%」を収支モデルとする強力なディスカウ…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください