印刷プレビュー
月刊商人舎 2013年10月

 米国のM&Aに学べ 


KrogerとSafewayの合併戦略

2013年10月14日

アメリカからも日本国内からも小売企業の「買収・合併・業務提携」話が毎月のように聞こえてくる。そう、今年はまさにM&Aの「当たり年」。 アメリカではスーパーマーケットの上位企業のほとんどがM&A戦略によって、成長してきた。その代表格ともいえるのがスーパーマーケット企業トップのクローガーと第2位のセーフウェイである。この2社の合併による成長を振り返ってみる。  The Kroger Co.   クローガー クローガーの歴史は今からちょうど130年前の1883年に始まる。 弱冠22歳のバーナード・クローガーはオハイオ州シンシナティ市で小さな食料品店をオープンさせた。1901年にはグロサリーストアで初めて自社内でベーカリーを始め、翌1902年には、株式会社Kroger Grocery and Baking Companyを設立する。当時の店舗数は40店。 …




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください