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マーケティング

関智美のマーケティング・アイ「二十四節気と現代人の生活行動」⑪晩春編

2016年03月10日

日本人の生活に古くから根付いた二十四節気の視点で、現代の生活行動をとらえていきます。今回は「清明(せいめい)」と「穀雨(こくう)」について、みていきたいと思います。■■■ 「清明」と「穀雨」は、暦の上では“晩春”前回の「啓蟄(けいちつ)」(3月5日)と「春分(しゅんぶん)」(3月20日)は、暦の上では“仲春”でしたが、「清明」(4月4日)と「穀雨」(4月20日)は、“晩春”の季節です。清明は、万物が清らかに生き生きする頃という意味です。桜の季節となり、各地でお花見が行われ、賑わいます。沖縄では、地域によっては清明にお墓参りをして墓前で親族が会食する風習があります。穀雨は、百穀を潤す春雨が降る頃という意味です。この頃に降る雨は田畑を潤して穀物などの種の生長を助けるので、種まきの好期となります。春の長雨の呼び名として、菜の花の咲く時期…




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