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人材マネジメント

相楽・長咲の「労務&人事」最新講座 (11)

2015年02月10日

平成27年1月29日に開催された第123回労働政策審議会労働条件分科会において、注目の「今後の労働時間法制等の在り方について(報告書骨子案)」が公開されました。この案では、①働き過ぎ防止のための法制度の整備等、②フレックスタイム制の見直し、③裁量労働制の見直し、④特定高度専門業務・成果型労働制(高度プロフェッショナル労働制)の創設等について報告されています。今回は、この中から、企業として特に注目すべき点を取り上げてみます。1.過重労働撲滅! ~ 長時間労働の抑制 ~(1)中小企業の時間外労働60時間超の割増賃金率現在、月60時間を超える時間外労働については、通常の賃金の5割以上の率で計算した割増賃金を支払うか又はそれに代えて労使協定の締結を要件とする代替休暇(有給)を与えることとされています(労働基準法第3…




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