新谷千里の｢お客と社員に支持される生産性向上策｣(52)今こそ、損益分岐点を下げる絶好のチャンス⁉

あなたの会社の損益分岐点比率（売上高）は、いくらでしょうか。即答できる経営者は、どれくらい、いらっしゃるでしょうか。 コロナ禍特需で売上げがアップしているスーパーマーケット。多くの企業で、営業利益高も大幅に伸びていることでしょう。しかし、安心してはいけません。それは、おそらくいつまでも続きません。 中小企業のキャッシュレス還元は６月で終了し、特需の勢いも少しずつ落ち着きつつあります。スーパーマーケットと同じように、ドラックストアも営業利益を増やし、元気に出店戦略を掛けてくるでしょう。しかもドラックストアは、スーパーマーケットより狭い商圏での出店が可能なのです。 ■消費者志向の変化 これまでも、消費者の志向が二極化（低価格志向とライフスタイル志向）すると言われてきました。そして今回のコロナの…