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月刊商人舎 2020年06月

 特集のまえがき 


COVID-19による変化とコロナ禍決算後の光明

2020年06月10日

代表取締役社長 結城義晴 100ナノメートルのウイルス。1万分の1ミリメートル。光学顕微鏡ですら捉えられない。そのウイルスが世界を変える。この極小生命体に世界中の人間が翻弄された。 生活が変わる。マーケットが変わる。仕事が変わる。商売が変わる。 イタリアの人気作家パオロ・ジョルダーノは、今年4月24日に翻訳書が発刊された『コロナの時代の僕ら』の「著者あとがき」に書いている。 「今からもう、よく考えておくべきだ。いったい何に元どおりになってほしくないのかを」 その通り。なにが元に戻ったらいいか。何は元どおりになってほしくないか。それをよくよく考えておきたい。 「感染者の数、発生地からの距離、マスクの販売枚数、株価暴落で失う金額、検査結果が出るまでの日数と、数えてばかり」 安倍晋三首相も、小池百合子東…




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