常盤勝美の2週間ウェザーMD予報[6月3週・6月4週]

■6月2週（6/10～6/16）を振り返る台風3号の動きに翻弄された1週間だった。当初西日本に直撃の可能性も懸念されていたが、結果的に東海道沖で上空大気の”よどみ”部分にはまった。次第に動きがなくなり、まだそれほど高くない海水温の影響で勢力を維持することができず、消滅した。東日本では台風やその後の低気圧の影響を比較的長い時間受けたため、すっきりしない天気の日が多く、また気温の上がり方が鈍い日も多かった。偏西風の蛇行が激しく、この期間雨雲の流れは、中国大陸東岸沿いを南西～北東方向に走り、西日本や北日本では台風との間の晴天域に入った。雨雲と平行に南西の風が吹きやすかったため、西日本と北日本では晴れて気温が平年を大幅に上回り、厳しい猛暑となった地方も多かった。降水量は引き続き全般に少なめ。ぐずついた天気が続いた…