常盤勝美の２週間ウェザーＭＤ予報[7月1週・2週]

■6月4週（6/22～6/28）を振り返る梅雨前線が九州南部付近～関東のはるか南東海上にかけて停滞した。前線の活動が活発だった九州南部では記録的大雨・長雨が続き、鹿児島県内では６月としての史上１位の多雨記録を更新したところが多い。また一部では年間を通じての月間最多降水量となったところもある。それ以外の地方は週前半、上空寒気の影響を受けて大気の状態が不安定となり、雷雨や突風に見舞われた地域があった。週後半は雨が特に強く降ることはなく、晴れ間の見られる日もあった。26日(金)～28日(日)にかけては梅雨前線上を低気圧が通過した影響で一時的に梅雨前線が北上して東北地方でも雨となり、東北地方ではようやく梅雨入りが発表された。北海道東部ではオホーツク海高気圧が勢力を強め、低湿な東風が入ったため、気温の上がり方が鈍く、根…