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山本真砂美の「商売くらし歳時記」【師走】Xmasと正月

2013年11月11日

12月は「師走(しわす)」別名「極月」   僧侶も先生も走るほど忙しい年の瀬であることを表しています。江戸時代は、食料品などの支払いもすべて年末に行われていました。 金策に走る、借金の取り立てに走るほか、新年の準備に忙しかったのです。 二十四節季では「小雪(しょうせつ)」から「大雪(たいせつ)」「冬至(とうじ)」にあたります。大雪は、山々が雪に覆われる本格的な冬の到来のこと。 冬至は、1年で最も昼が短く夜が長い時期。冬至を境に少しずつ日が長くなっていきます。七十二候では、「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」。雲が重く垂れこめ、深閑とした情景が目に浮かびます。 「塞」の字は「砦」の意味があり、旅人の安全を守る道祖神は「塞(さえ)の神」と言われ、邪悪なものをはねつけてくれる頼もしい神様です。 …




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