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人材マネジメント

相楽・長咲の「労務&人事」最新講座(28)

2016年07月11日

 求人詐欺への対応強化の動き    ●求人詐欺の実態 2016年4月11日、「求人詐欺」の被害者がA社を提訴しました。この裁判は、求人票と実際の労働条件が食い違う「求人詐欺」の被害に遭った宮城県仙台市内の20代の男性が、「求人詐欺」に対する慰謝料や未払い賃金など約220万円の賠償を求めて仙台地裁に起こしたものです。求人票では「24万円~+諸手当」のように見えて応募・入社しましたが、実際は基本給約15万円と営業手当(固定残業代)約6万円などをあわせて約26万円、「残業代」をあらかじめ基本給に含んで表示するという手口です。また、求人誌には、就業時間は、「8:30~17:00」とありましたが、実際の終了時刻は22時を超えることが常態化していました。月の残業時間は平均80時間を超えていましたが残業代も一切払われて…




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