印刷プレビュー
Webコンテンツ

カルフール第1四半期・弱者に強く強者に弱い体質

2013年04月19日

世界第2位の小売企業フランスのカルフール。18日、2013年第1四半期決算を発表。 売上高は前年同期比1.3%増の208億3300万ユーロ。約2兆6825億円。 ブラジル・レアルとアルゼンチン・ペソが対ユーロで、通貨下落。この為替変動が大きく、売上高に対し▲2.6%の影響を与えた。 地域別では本国フランスが天候不順などの影響で▲0.7%。カルフールは本国で圧倒的な強さを誇っているから、これは痛い。 その他のヨーロッパ諸国も、スペインを中心に厳しい消費環境が続き、▲3.6%だった。  一方、ラテンアメリカは、13.9%増と大きく伸びた。 アジアは台湾でマイナスとなったものの、中国で拡張を続け、全体では0.1%増となった。中国に関しては、現地を見ていると意外な気がする。全体の伸びはもっとあったのだろう。台湾の小売業は進化している。弱者に強く、…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください