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月刊商人舎 2026年10月

価格についての考察

選択の一つの要因であり、唯一の絶対的条件ではない

2026年10月09日

さまざまな商品の価格の高騰は、今や天気予報のように毎日恒例のニュースになっている。だが私は経済学者ではないから、コレを経済学的に(たとえば今やインフレこそ通常の状態である理由について)論じることはできない。同時に私は流通業チェーンの実務家でもないから、コレに対する具体的な対応策(たとえばいかに価格対応自社ブランド群を増やすか)を論じることもできない。だとすればどちらでもない、いわば「外野」あるいは「観客席」から、価格を論じることしかない。 そう考えた時、第1に指摘すべきは、「価格」を考えることについて、今ほど困難な時はない、ということである。「価格」を巡るさまざまな事情が変わってしまったからである。それはかつてと比べてみれば、よくわかる。 かつて「大衆消費」という時代があった。「大衆」とは、みんな…




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