顧客が買いたくなる正月感ある売場づくりが肝となる!

初秋の風物詩ともなった㈱紀文食品の「2024正月フォーラム」。 本誌では毎年10月号にこの正月フォーラムにおける紀文食品からの市場分析と戦略提案をダイジェストして掲載している。 堀内慎也マーケティング部長がプレゼンテーションした内容を編集部がまとめた。 年末年始商戦のグランドデザインに欠かせない情報である。 図1は2023年末の総括と24年末の紀文食品の提案の方向性を示している。 新型コロナが5類感染症になったことで人流が活発化して2023年末は家族の集いが61.9％と、3.7％増えた。おせちの「用意率」は30代、40代が伸びて48.3％となり、2.2％増加した。若年層は仕掛けによってはまだ伸びる。 一方、喫食率は60.0％となり1.0％増えたが、集いの比率の3.7％増、および用意率の2.2％増に比べて伸び率が低い。これは迎える側の60…